多くの学生寮はキャンパス内にあります。自分の部屋と校舎があまりに近いので、カジュアル志向の強い西海岸の大学では、パジャマにしている大学ロゴの入ったのトレーナーとスエットパンツのままで授業に出ている学生も男女を問わず見受けられます。寮に住むことの第1のメリットは、校舎が近いため授業の始まるぎりぎりまで寝ていられることでしょう。
第2の利点は、常にほかの学生が近くにいるので、宿題を教えあったり、良い先生や厳しい先生などの内部情報を交換したりしやすいという点です。キャンパスから離れたところに住んでいると、グループ・プロジェクトの集まりが午後7時からあった場合、自分の授業が早く終わってしまうと、大学で時間をつぶすか、一度家に帰ってから、もう一度大学まで出向かなければいけない、ということが生じることがあります。近いというのは、やはり大きなメリットです。
第3のメリットは、寮ごとのイベントなどを通じて友人を作りやすいということです。多くの大学では、寮ごとにパーティを開いたり、映画上映をしたり、寮対抗スポーツ大会を開いたりします。
では、デメリットは何があるでしょう?第1のデメリットは、プラバシー空間があまりないと言うことです。公立の4年制ユニバーシティでは、1年生から4年生まで、8畳くらいの部屋を2人でシェアする可能性が高く、自分のプライバシーを保てる部屋が存在しません。自分が勉強したいときに、ルームメートが音楽を聴いていたら、「ヘッドフォンにしてくれる?」と言う勇気が必要です。また、自分が明日までに100ページを読破しなければいけないときに、ルームメートがボーイフレンドと長電話をしているという状況も考えられます。多くの寮には、勉強室が設けられていますが、机が開いているという保証はありません。(私立大学では、2年生以降1人部屋に入れるケースが多い。)
第2のデメリットは、絶えず噂話が耳に入ってくることです。みんなが近くにいるので、誰がどの人と付き合っているとか、別れたとか、24時間、人の噂話が飛び交っています。噂話もたまには楽しいものですが、人に知られたくない事柄があるときは、少し憂鬱です。
第3のデメリットは、あなたが他の学生と年令層が違うケースに生じます。アメリカの飲酒年令は、21歳です。その年令に達しない1年〜3年は、隠れて飲み会に参加することや、クラブに出かけることを最大の喜びとしている場合が多々あります。もし、あなたが日本で飲み会やクラブなど充分経験していて、今はそんなことは卒業した、といった場合、他の学生の子供っぽさが気になるかもしれません。